
今日は、以前ブログに出てきた
ファイナルファンタジーという
ブランドは何が重要か?
という話をビジネスの視点から
わかりやすく書いていきたい思います。
結論を言ってしまうと
ファイナルファンタジーは
「ノビヨとサカグチが関わっている」
「王道的ストーリー」
が非常に重要な要素です。
ちなみに、このブログを読んだ友達は
「ああ確かに。」
と共感してくれました。
*スクエアは現在合併してスクエアエニックス
ですが、元々、スクエアの代表作なので
スクエアと呼んでいます。
目次
「ファイナルファンタジー」という
ブランドは何が重要なのか?
実は、ファイナルファンタジーは意外にも
町工場というか、定食屋的なブランドをしています。
「この人が作っていないと
FFではない・・・」
という要素が非常に強いのです。
というのも、ファイナルファンタジーは
初代開発スタッフが関わっていて
音楽だったら、ノビヨがずーっと
担当していたからです。
以前、僕は「クロノトリガー」のせいで
FF6ができないという恥ずかしい言い訳
をしたことがあったのですが
クロノトリガーの音楽は
光田さんという人がやっていて
ゲーム史に残る恐ろしいモノでした。
「このゲームを超える音楽
は今後あるのだろうか・・」
しかし、そんな光田さんは
ファイナルファンタジーの音楽を
担当していません。
ブランディングの観点から
ノビヨがメインでなければいけなかったのです。
これを外してしまうと
「あれ?これって本当にファイナルファンタジーなの?」
ってことになり、ファンが戸惑ってしまうわけです。
「王道的ストーリー」って何やねん
ファイナルファンタジーはその当時において
最高のスペックを発揮して作ったゲームでした。
「さすがFF」
と言われる位グラフィックも良かったのですが
グラフィックも重要ですが何より
「王道的ストーリー」
であることが重要でした。
王道的ストーリーというのは、水戸黄門の時に
書いたのですが、定番のストーリーがあるのです。
FFの場合、定番とは
・世界の支配をもくろむ敵と戦う。
・主人公たちは悪と戦うために、仲間が集結する
・毎回制作陣が解釈を変えてくる
の3点です。
「いやいやいや、そんなの
どのゲームでもありがちじゃないっすか?」
って思うかもしれませんが
ノビヨとサカグチは、毎回毎回表現を
変えてくるのが面白いところなのです。
例えば、敵が企業だったり、帝国だったり
とか、時代が未来だったり、過去だったり
ととにかくバラバラです。
そんな時代も敵も文明もバラバラなので
レベルアップの仕方やスキルの習得
などのシステムもバラバラだったりします。
音楽も超暗いものから、超テンションが
高いものだったりとバラバラです。
「今回のFFは前回とココが違うんだなあ」
と分かりつつも、主人公たちが
悪と戦っていく定番のストーリーや音楽に
多くの人が感動したのです。
なので、ファイナルファンタジーは
「ノビヨとサカグチが作るゲーム」という要素が
一番大事だったりするわけです。
そう考えると、定食屋のおやじ的な
要素が強かったりします。
読んでいただき有り難うございました。